壁に何が貼ってあるのでしょうか。物質の元素のように、作家の脳内に生成される「画素」のようなものかと思っているのですが、果たして何であるのか、お越しになってご自分の眼で確かめてください。
=開催中=天音堂ギャラリー☆06・6543・0135
天音堂秘蔵の作家登場。あとたった18日間しかありません、ぜひ。
【梅田恭子 -水底ニ吹ク、風-】
銅版画と詩画集
2007年9月3日(月)~9月29日(土)
午後3時~7時 ※水・日休廊
まるまる一か月の展覧です。初秋の予定におりこんでください。
◆平明の堂守日記◆2007・9・6
画廊で詩画集をゆっくり繙(ひもと)いて読み耽るのはなかなか難しい。
だが、天音堂ギャラリーのユニーク空間と今展の設えによって、来廊者にのんびりと読んでくださいとすすめている。
本をアートとしてとらえるとき、体裁や造本や仕立てを仔細に矯めつ眇めつするのもまた愉しみである。
銅版画と鉛筆による手書き文字、それらをゆるやかに綴じた束(つか)を函に収めて、そっと卓上に横たえられた詩画集。
お気に入りの居場所にそれを運び、自分だけの時間と空間を安楽に過ごす。そのとき画廊はまるで書斎のようだ。