【15日】平常展開催中~8/19

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右下は小さなヒロシマ文庫、今回広島行きで寄贈された画集『四国五郎平和美術館』もさっそく棚に並べました。





★よくある質問へのお答え&忙しい人向け一行ニュース\(^o^)/
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【山口ヒロミは、小学校臨時講師[三年学級担任]を一学期で退職!】

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■【そぞろ通信】11月号*第14号[+85]=================2002-11-16

      □「あまね通信」改題通巻99号□創刊2001年10月16日
      □発行/直接配信<BCC>□編輯発行人/山口平明
      [1行32字で改行-等幅]転載転送ひと言タノミマス

□もくじ□
(1)漫歩系/手紙文芸の看板を下ろす------------------山口平明
(2)家事細見帖・お買物の巻--------------------------岡本尚子
(3)電子文箱☆平明発片道書簡集fubako----------------山口平明
(4)編輯後記----------------------------------------へいめい


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■1■スローで行こう漫歩系sozoroaruki-----------------山○平明

  手紙文芸の看板を下ろす

画廊の店番で座業が過ぎた。
途中二日の休みを除き十三日間の行はこたえた。
映画館での同じ姿勢もよくなかった。
山田洋次の「たそがれ清兵衛」、泪したぞ。
それやこれやで昨年末にやったぎっくり腰を再び。
受難と思えども自ら招き寄せているともいえる。
メールの返事は「受信から二日以内に」を心がけてきた。
さいわい十月から来信が激減。
昨年十月一周忌、手紙メイルのやりとりを楽しみに本誌を創刊。
なのに刊行後一年、返信来信は細るいっぽう。
愚生の着想が早とちりだったか、然り。
まぐまぐやmelmaでメールマガジンを購読している。
購読(業界用語)といってももちろんメルマガは無料である。
だが小生自身も発行人にメールなど送ったことはない。
「そぞろ通信」は、まぐまぐなどの配信システムを利用していない。
読者へメールソフトのBCC宛先枠を利用して直接配信している。
いつも返事をくれる読者は十人内外、在り難し。
この人数なら個別に手紙をつけてメルマガを送信できる。
数を絞って限定版みたいな「そぞろ通信」もいいかも。
腰をやられて心弱りしているから腰が引けてきたかもね、ハハハ。
版画ミニコミで有名な岩田健三郎さんは日刊版を二十部刷る。
だが、渡して読んでくれる人はいつも特定の五人だという。
そんなものかもねえ。
電脳空間で貧者の一燈に寄ってくださりお互いゆるりとくつろぐ。また
峠の茶屋で渋茶を一杯、よかったら泊まっていきなさいよ。
……………。
ともあれ「手紙文芸」の看板は下ろそう。
ゆっくりしたいと思わない方々の手を引っぱるわけにいかぬ。
天音と生きて燃え尽きた小生なぞ世捨てか落伍の身である。
そんな莫迦につきあえとせがむのは愚の骨頂。
そぞろ歩き、漢字で書けば漫歩、でもねえ、みんな歩かないもの。
死に病にかかるか、親しい人を喪わないとゆっくり歩かないこの世。
いっそ御長寿全共闘でもタチアゲルカ。
小生、来年二〇〇三年、満六十歳になる。

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★今月のあほリズム/悔悟について
 夢というよりささやかな野心が、落魄者たる愚者のつっかい棒である
ようなことは珍しくもない。
 野心は秘してこそ万に一つの花も咲くやもしれぬのに、苦界における
捨心の苦行に音をあげて、愚かにも弱音と背腹に野心を語ってしまった。
 それはカタリ/騙りであったということだ。

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★≫今月の善きコトバ=吉本老のおいしい料理≪
 配達された品物をくるんであった新聞紙を広げた。そこには吉本隆明
[77]へのインタビュー記事が載っていた。シワをのばして読む。吉本さ
んは六年前に伊豆西海岸でおぼれて死にかけた。家から百メートルも歩
けない。漫画家の長女(次女は作家のよしもとばなな)が同居して面倒
をみてくれているという。本は、左手で拡大鏡をもち右手で原稿用紙に
書くのもあり、おしゃべりしたのを編集者に再現してもらうのもある。
 このおしゃべり本がなかなかよい。わたしは気に入っている。昔から
の熱心な読者は「莫迦丁寧だ、中身が薄い」と離れていった。けれど、
それまで読まなかった人が参入、読者層は広がったらしい。
☆《昔はわかるやつは勝手に読めという感じで書いていたのが、太宰的
に言えばおいしい料理を読者に提供しようという気持ちになりました。
文体もわかりやすくして。》==「朝日新聞」二〇〇二年七月三十日、
「綺羅星春秋」八田智代の記事から抜書。

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■2■家事細見帖/お買物の巻--------------------------岡本尚子

  秋桜に 買物袋 軽くなり

五時起きで(笑) 、一人で洗濯して、掃除をすると 、終わるのは十一
時半頃である。夕食は何にしようかと考え始める。「昨日は肉ジャガで
あった。ハテ、今日は…」。自分は何を食べたいのか、じっと考える。
肉はいらない、じゃあ魚だ。

 魚屋さんに見に行こう。魚屋さんは有り難い。「今日はブリが安いよ」
とくる。おまけに「その煮たダシでおいもを炊くとおいしいよ」と教え
てくれる、煮方、焼き方ずい分教えてもらった。あとは、酢の物と切り
干し大根でも炊けばよい。

 スーパーへ直行。毎日魚屋ばかり行ってられない。出かけなけれなら
ない日は、カレーやシチュー、バラバラに帰ってくる子どもたちが温め
てすぐ食べられるものを作っておく。メニューに悩んでいて、時間のあ
る日は遠くの商店街まで行く。季節の野菜が並んでいる。スーパーの野
菜とちがって、いかにもおいしそうだ。春はフキ、若ごぼう、たけのこ。
夏はなすび、きゅうり…。八百屋さんもおいしい煮方を教えてくれる。
豆腐屋さんに寄って野菜と炊きあわせるものを買ったりする。

 今から十五年前義母と暮らしていた頃は必ずメニューを決めてから、
スーパーへ走って行っていた。義母は痴呆の症状が出ていて目が離せな
かったのだ。今はずい分のんびりしているが、その代わり人数が増え、
一日の買物の量がスゴイ。なるべく自転車に乗らない変な主義の私は、
七人分の夕食、弁当の材料、おやつをスーパーの袋にして三つ分ぐらい
を持ちヘタヘタと歩く。秋桜は風もないのに揺れる。軽やかだ。

[へいめい漫筆]
 眼が離せない人と同居していると、買物ひとつ大変だ。「今はずい分
のんびりしている」という点ではうちも同じ。岡本さんは義母さんが亡
くなられてからもお子さんが五人、これも大変だが介護ほどではないか
ら、のんびりしていると思えるのであろう。
 小生はもうなすべきことはなし終えて、あとはもう両親やあの子のい
る冥土へ行くだけかと思うことしきり。友人である陶芸家・曽我陋さん
の紙の通信に、俳人・飯島晴子の「気がつけば冥土に水を打ってゐし」
をとりあげた小文があった。大岡信の「折々のうた」(5月13日付「朝
日新聞」)に出ていたから、僕も憶えていた句である。大岡は「とぼけ
た風情だがすごみがある」と解説している。曽我は「この冥土は作者自
らの死の先とうけとめ、自分の冥土に水を打っていた」と書く。
 曽我の言う「自らの生に倦む」傾きを、ことさら日常の家事に従うこ
とで妨げているように思うこのごろだ。岡本さんにはまだまだ教えても
らわねばならないわけである。飯島は七十九歳で自死したらしい。二〇
〇〇年六月だった。天音は同年十月…。埃をしずめて涼を呼ぶ打ち水さ
れた冥土への途を、わが天音もふうわりとあゆんだのであろう。

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■3■電子文箱☆平明発片道書簡集(相手の手紙は載せてません)

その1>栃木YKさん宛て
 メイルいつもありがとうございます。ケータイに返事差し上げてるの
は着いてますか? 返事メイルは出来るだけ短くしてます。
 1996年ごろ、「あまね通信」の読者で年賀状にアドレスを書いてこら
れたのを基本名簿にしてるので、読者側のプロバイダー変更、ウイルス
メールなどトラブルがありまして、名簿の整理をしようと考えていろい
ろやってます。名簿の管理が厄介なんですよ。不快に思われたらお許し
ください。
 返事くださったメイルはできるだけ保存してます。一度もくださらな
い人を無断で外すと、なんで送らないのかとお叱りのメイルが来ること
も…。ヤレヤレ。創刊のときに返事がないと外しますよ、とことわって
るのにね。耳鳴りがします、こんなときは。

その2>大阪FYさん宛て
 お便り嬉しく拝見。おおきにありがとうございます。
 感想など書かなくていいですよ。ただねえ、こっちの様子はそちらに
分かられてばかり。一方通行じゃなく、近況を知らせてもらうとありが
たい。手紙のつもりなんですから。
 メールはビジネスの場ではおおいに活用されてるでしょう。わたくし
/私の場でのやりとりを望んでおります。よろしく。

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■4■編◎輯◎後◎記----------------------------------へいめい

◎じっと海老のように横になっておればよいのだろうが、軽症なのをよ
いことにPCの前に座る。去年、初めてぎっくり腰をやったときは、く
しゃみをしたら腰が抜けた。ほんとに驚いた。今回はそこまではいかな
い。HPを見ると、習慣で起こしているうちに椎間板ヘルニヤになると
出ていた。脳梗塞で片マヒにならなかった分、腰にきているのだろう。
◎腰のせいもあるが、読んでもらう一工夫として今号はかなり短くして
みました。お手数ですがご意見ください。岡本さんがきっちり原稿をく
れるのでなんとか発行できてるような塩梅です。
◎ケイ・オプティコムとかいう会社の光ファイバー通信によるインター
ネット「eoイオ」の宣伝文句にのせられて取り寄せてみた。カードを
さしこむだけで無線でインターネットできるはずが、電波が安定接続で
きずにキャンセル。機器類は送り返した。損害はないが時間をかなりと
られた。いずれADSLにしないといけなくなるのか。厄介な世界につ
かったものだ。拉致された人までがPCの研修だなんて。

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◎会社や団体のメールの人で、個人のアドレスをお持ちのかたは、そち
らもぜひお知らせください◎勤め先だと、どうしてもゆっくり読めない
ので、紙に印刷して電車内やおうちでじっくり読む、というお話も聞き
ます◎「そぞろ通信」は、個人同士の交流をめざしてます◎購読料は無
料、あなたのお便りが、なによりのカンパであり心づけであります◎も
ちろん本を買ってくださればなによりのサポート。応援よろしくお願い
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by amanedo_g | 2008-08-15 22:23 | haymay 山口平明
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