【平明文集】☆「そぞろ通信」22号☆2003-7-20配信分

〇堂守こと山口平明が過去に書いたテキスト(文章)を再録転載しています。
ご興味のあるかたは、左下のMoreをクリックしてご覧ください。




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★そぞろ通信★7月号*2003-7-20
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発行☆山口平明(老人党)
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■もくじ■

[1]漫歩系_Gさんの頭と心は豆御飯-山口平明
[2]お気に入りHP_ほぼ日の吉本隆明-yamaguchi heimei
[3]家事細見帖・干し物たたみの巻-岡本尚子
[4]編輯後記-へいめい

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■1■漫歩系|老朗雑記iroirotorimaze omoitukumama.......山口平明

  【Gさんの頭と心は豆御飯】

○作家のなだいなだ老がヴァーチャルな「老人党」結成を提案。痛快。
http://www5.ocn.ne.jp/~nadashig/page005.html

○昨夏、ヒロシマへ同行した米シアトル在住のボニーから英文メール来
信。はなから読むのは諦めて機械翻訳にかける。
「漆器行きたい」とさかんに出てくる。ほかにも翻訳できないために
原文のままのところが何か所も。それは「i'll、何かを送ります」とか
「そうである i 希望」などと訳される。
彼女が英文すべてを小文字で書いているせいだ。メールの末尾に「愛
らしい」とある、なんだこりゃ。名前のボニー[Bonnie]も小文字で記述
しているから、文字通り「機械」翻訳したわけね。
誤変換も笑えるが機械翻訳もいける。無料の翻訳ソフトだから文句は
言えない。「中国へ行きたい」は、「陶器いきたい」となるのだろう。

○大阪市の関連団体が主催する映画会で「I am Sam」を観た。チラシで
は「I」も固有名詞の「Sam」も大文字だった。なのに映画本編のタイト
ルはボニーと同じくすべて小文字で「i am sam」となっていた。流行り
なんだろうか。

○七歳の知能しかないと判定された主人公のサムに娘ルーシーが生まれ
た。母親は居なくなる。近所に住む引き籠もりの女性アニーやユニーク
な友だち四人に助けられながら、サムの子育てはつづくはずだったが、
ちょっとしたトラブルから親子は引き離されて児童福祉局の監視のもと
におかれる。そこへ敏腕の女性弁護士リタがからんで、さてさていかが
なりますやら。
障害者を主人公にしながら、サムの友だち四人と健常とされる世の中
とのズレもおかしくて楽しめる。もちろん泣ける場面も多い。さて、映
画の感想は人それぞれ、さまざまである。題名で検索してみたら、つぎ
のような感想集にいきあたった。
http://jtnews.pobox.ne.jp/movie/database/treview/re4097.html

○赤ちゃんを預かったアニーが抱いたとたん、「あなた、いい匂いね」
という。「匂いには性格がでるのよ」なぁんて言う。こんななんでもな
い台詞が心に残る。

○サムを演ずるショーン・ペンが、脚を開いたままで歩く。よく研究し
ている。年をとると直線上を歩きにくいからぼくもよく分かる。知的障
害といっても、身体にも不具合はあるはずで、彼らも股を開いたまま歩
いているわけだ。

○頭の MRI検査を受けた。脳外科手術後、退院前に受けて以来だから六
年ぶりだ。
硬いベッドの上に横たわり、躰と頭部を固定される。そのままカプセ
ルの中へ入れられて、検査が始まる。
核磁気共鳴画像診断とかいうらしい。検査のために出る音も堪らない
が、やはり固定されてじっとしていないといけないのは苦痛だ。閉所恐
怖気味の人は無理かも。診断結果は次回の受診のときに聞くことに。
検査のあとで血栓が詰まり脳梗塞の再発もありうる。画像といっても
その瞬間でしかない。
頭を固定するためにこめかみを強く挟まれたが、かえってあれのほう
が血流にはよくないかもしれぬ。検査費用は国保の本人負担で六千円ほ
どかかった。病院とつきあうのも骨である。

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■2■ yhのお気に入りホームページ[ほぼ日]

【アンマンで密告】「ほぼ日刊イトイ新聞」発

吉本隆明(七八歳)さん。前は五〇〇メートルは歩けたのに、転んじゃ
ってからは五〇メートルしか歩けない。なぜ、五〇メートルなのか。ま
た、自転車にも乗っていたけれど、今はやめた。なぜかっていうと、自
転車ごと倒れて、中学生なんかにとりまかれるのがかなわないからだそ
う。チャリンコだと遠出ができるのにねえ。

糖尿病になって食事制限がある。しかし、吉本さんがアンマンを買っ
たのを、近所の店の人が家の人(おそらく同居の姉娘さんだろう)にチク
ったらしい。家から五〇メートル以内にアンマンを売ってたんだろうな
あ。ぼくはこんな吉本老がいたく好きである。

糸井重里氏のホームページ「ほぼ日刊イトイ新聞」の六月下旬あたり
に、吉本老人の聞き書きが六回にわたって掲載されている。前述の挿話
はここにでていた。よかったら読んでみてください。面白い。
○ほぼ日の吉本隆明 http://www.1101.com/makanai3/index.html

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■3■家事細見帖/干し物たたみの巻.....................岡本尚子

夏立ちぬ 洗濯物の ひらひらと

子どもの小さい時より洗濯物の点数は減ったが、どっこい、一つの物
のかさがでかい。20歳の社会人。18歳の大学生、16歳の高校生、
あとは小学6年、小学3年。

だいたい、他人には「大きい子が手伝ってくれるでしょう」といわれ
るが、とんでもない。家にはいないのだから。平日はふとんひき、休日
は掃除、食器洗いを課しているが、クラブの試合、合宿などでいないこ
とも多い。それどころか、体操服などを脱ぎちらかすのだ。休日は小さ
い子たちが片づけて、そうじをするハメになる。平日は私の役目。その
大きな子たちも、小さい時はちゃんと服をたたんでいた。しつけなんて、
なーんにもならない。

大量のTシャツやGパンをたたむのは時間がかかる。小さい子は家に
いるから、「しまいやー」といえば、たたんでしまう。干すのはいいけ
ど、なんで洗濯物ってたたまなあかんのーって思う。そりゃそのままで
はクシャクシャになる。 

広い洗濯干し場があって、そこに家にある衣類を全部干したままにし
て、各人が着るものをそこから取って着たらどうだろう。などとできも
しないことを考えている。

[平明廊雑記]
娘の天音は食事はすべて哺乳瓶だったから、こぼれるミルクなどを受
けるのに顎の下にタオルをあてていた。一日に十枚前後を使う。これを
一日おきに洗濯した。
ほかの汚れ物の過半も天音のものだった。これらも隔日に洗うから、
とどのつまり洗濯機は毎日まわすことになる。梅雨時は大変だった。放
射状の干し器具にタオルをかけて、コンクリートの梁にねじ込んだ吊り
金具にぶらさげた。
温水器の置かれた空間の隙間に他のものを干した。ここは温かいから
よく乾く(夏は暑い)。いまでも洗濯はするが数日に一度、細君は毎日、
自分の衣類だけを入浴のとき手洗いしている。
乾いたタオルが無くなるとまずいという理由がない今は、キメがなく
て雨がつづくとついつい洗濯を先送りにしてしまう。あの子がいてくれ
て、急かされるようにしてじゃないと、さっさと動けないものだとつく
づく思う。強迫感による家事なんてこともあるわけで。

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■4■編|輯|後|記..................................へいめい

★本文中でもふれたが、病院での検査をなんとまあ「そぞろ通信」の
発行日である16日に予約をいれてしまっていた。まさしく老人力の発揮
である。配信がこんなに遅れてもどの方面にも影響はないし、やいのや
いのと催促されるわけでもない。まあゆっくりやりましょ、と自分につ
ぶやいている。タハハ(岡本さんのパクリ)。
★梅雨の間、ずっと気温が高く、今年は夏が一か月も長い。やれやれ
これでは気力もわかない。

◎本誌は【1行32字】で改行、閲覧には【等幅フォント】が推奨です◎
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月刊【そぞろ通信】7月号_#22□2003-7-16発行配信
創刊2001-10-16□「あまね通信」改題通巻107号
編輯発行人□山口平明(天音堂ギャラリー)

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*「そぞろ通信」7月号 gokoudoku ni kansha.
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by amanedo_g | 2008-08-23 23:30 | haymay 山口平明
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