【平明文集】☆「そぞろ通信」31号☆2004-4-16配信分

〇堂守こと山口平明が過去に書いたテキスト(文章)を再録転載しています。
ご興味のあるかたは、左下のMoreをクリックしてご覧ください。



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★そぞろ通信★4月号*2004_4_16
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発行☆山口平明(大阪・天音堂G)
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■もくじ■

[1]天音堂ギャラリーschedule4月~5月
堂守古本展~5/31と山口ヒロミ銅版画展4/30~5/31
[2]石井一男展の感想紹介
[3]連載[家事細見帖]蕗と筍の巻_/~岡本尚子
[4]編輯後記[ちょっと長い蛇の足]_/~haymay山口

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■1■天音堂ギャラリー2004年4月~5月展示のご案内

【堂守蔵書虫干し大会(即売OK)】
4月12日(月)~5月31日(月)

天音堂ギャラリーの堂守こと山口平明の所蔵しておる書籍と雑誌、ミ
ニコミなどを、曝書および虫干しいたす所存。近くにある自宅からえっ
ちら画廊へ陸続と本を運びきたりて、諸姉兄にご覧にいれます。
この数年、ネットやリアルの古本屋さんに売ってきたが、まだちょこ
っと残っている分の処分展と思われたし。
各コインにて入手可能。カナラズ電話のうえご来廊たまわりたし。例
の赤スカーフも目印ですぞ。

【山口ヒロミ銅版画展/保管庫開帳】
2004年4月30日(金)~5月31日(月)

天音堂ギャラリーのオーナーであり銅版画家でもある山口ヒロミの常
設展(ちょびっと回顧風味、また天音の描かれていない絵もあり)を4月
30日から5月いっぱい開きます。

ほかに神野立生・貝原浩・石井一男・横原瞳、各氏の作品もご覧にい
れまする。「あまね通信」や「草の根通信」などミニコミ展示もあり。

いずれも途中、水と木は休みますが、見に来られたら開きまっせ~。
前日にでもお電話ください。

●ひとりで店番しているため、所用や仕事のために留守にすることもあ
ります。カナラズ電話してからお越しください。期間中無休ともいえま
すが、突発休みもありです。
なお4月19日(月)~22日(木)は、小生の事務所を休みます。したがっ
て天音堂ギャラリーもお休みです。お間違い泣きように願います。

★遠方で天音堂ギャラリーにおいでになれない皆さまに朗報です。
インターネットで山口ヒロミの銅版画をご覧になれます。ブロードバ
ンドへの接続環境にあるかたなら、音楽とともにしばし天音堂にいるよ
うな気分にひたれます。どうぞお楽しみください。
〇山口ヒロミ電脳展覧会(WEB版SELF-SOアートギャラリー/制作:村上稔)
http://www.selfsoart.jp/yamaguchi-h/

◆amanedo天音堂ギャラリー<>
 *営業時間:12:00~19:00(金~火/水・木はお休み)
 < E-mail:amanetant81@hotmail.com>>
大阪市西区南堀江1-18-27-611 四ツ橋セントラルハイツ【6階】
〇地図(ここをクリックしてくだされば街路図がでます)
http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi2203624040416182830
地下鉄・四ツ橋線「四ツ橋駅」5番出口、四ツ橋筋を南へ(難波方向)
数分、右手に立花通商店街(元は家具屋が多かったが今は堀江の顔)の入
口を通り過ぎて一本南の道(三津寺筋の延長)を右(西)へ曲がります。あ
とは左側の歩道を歩くこと2分、赤い消火栓の標柱がたっている前の建
物です。コンビニ「ファミリーマート」を目標にどうぞ。
★地下鉄出口から四ツ橋筋を一回曲がるだけです。★曲がり角の目標は
山中大仏堂隣の「パロスビル」。駅で尋ねるときは「大野記念病院」か
「駿大予備校」。その手前(東側)のビルです。★ギャラリーは一階にあ
りませんのでビルのエントランスをはいってエレベーターで6階までお
越しください。★一階にあるファミリーマートまで行くと行き過ぎです。
★迷ったら早めにお電話ください。

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■2■石井一男展の感想紹介(2004年3/12~3/23、天音堂ギャラリー)

【おかげさまで静かながらも温かい空気が漂う展覧会でした】

★島田誠さん(神戸市・ギャラリー島田)
大阪・天音堂ギャラリーの石井一男展に行ってきました。地下鉄「四
つ橋駅」から徒歩7分。マンションの6F。隠れ家のごとき画廊。
重度の障害者として19才で逝った山口天音さんの、ご両親、山口平明、
ヒロミさんが主宰するギャラリー。ヒロミさんが銅版画作家で、平明さ
んがジャーナリストだけあって、拘りのあるいい空間。彼等に愛されて
石井さんの女神たちも幸せそうだった。
平明さんは案内状に石井さんの女神を「私にとっては亡き娘の天音で
した」と書かれています。それだけで全てを表しています。[「ギャラ
リー島田 画廊通信」2004年4月号]

★JTさん(大阪市大正区)
一枚一枚に込められた時間と空気と、言葉もなくただただ引き込まれ
てゆきました。ほんとうにすばらしいです。いつか、一枚……感動しま
した。[芳名帖]

◇Yさん(此花区)
太っちょヌードとジャコメッティみたいな細い人が好きです。[芳名
帖]

★SYさん(兵庫県神戸市)
石井さん、初々しいというか素敵な方ですね 余分な物を持たない人
のチカラというか清々しいというか何かを求める強い心を感じます。次
はどんな作品を描かれるのかな~と楽しみです。[ケータイメール]

★TRさん(生野区)
画廊や作家さんとの出会いは緊張することが多いのですが、天音堂さ
んは少し印象が違っていて、知り合いのお宅に伺っているようで快適で
した。
石井さん、なんだかほとけさまみたいな、すきとおった感じの方で、
お話していて気持ちが楽になるというのか、そのすきとおりが流れ込ん
でくるように感じました。ありがとうございました。[電子メール]

★TJさん(都島区)
暗いけど明るくて、悲しそうだけど楽しそうで、そんな絵としばしよ
い時間をもてました。ありがとうございます。[芳名帖]

★AMさん(兵庫県西宮市)
石井さんの絵も、素晴らしいと思います。心にしみる、暖かい、まあ、
いろいろ言えると思いますが。帰ってから、メールで、平明さんの「絵
を買って」とある「お便り」を読みまして、ほんとだ、買いたいな、と
思いました。高いですよ、ね。今は、子供達が小学校で習っていた図工
の先生の水墨画しか、持っていません。それは安かったのです。[電子
メール]

★TYさん(兵庫県神戸市)
石井一男展はとってもよかった! ご本人も温和を絵に描いたような
絵描きさんでお話をさせていただいていると心がやすまりました。[電
子メール]

★TSさん(長野県大鹿村)
あの空間と石井一男さんの絵はぴったりと合っていて、私には会えな
かった天音ちゃんの存在を妙に実感させてもらえました。
天音ちゃんの存在と言うより、天音ちゃんに対するお二人の愛を感じ
たのかもしれません。(アキノ)イサム展が「動」なら石井一男展は「静」
を感じさせてくれて、両方良かった。[電子メール]

★NYさん(奈良県桜井市)
優しいまなざしが素敵です。[芳名帖]

★OMさん(兵庫県神戸市)
心が静かになりました。ありがとうございました。[芳名帖]

★HYさん(淀川区)
案内をいただいた時から、楽しみにしておりました。石井さんの絵、
「人物」が描かれている絵はやはり良いものですね。[芳名帖]

★EKさん(滋賀県甲西町)
天音さんのお写真の横に掲げられていた童女の絵が、浮き出るような
やわらかさを帯びていて、とても印象的でした。
ちょっとした言葉のやりとりだけでしたが、石井さんの、あのお人柄
の奥底に、どのような深い祈りの世界があるのだろうと…、そのような
ことを思ってしまいました。
深い祈りの世界…、生死のあわいに彷徨うものたちへの限りない慈し
みの情…、自他の区別なく重なり合って生きていることへの気づきによ
ってもたらされるであろう生命それ自身のはたらきに対する畏敬…。
時間の流れが止まったようなギャラリーを後にしながら、そのような
ことを考えていました。[平明宛の手紙]

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■3■連載[家事細見帖]蕗と筍の巻_/~岡本尚子

【筍を 朝から茹でて 良き日かな】

 カレーライス、麻婆豆腐、野菜いため…。取材が続くと、そんな食事
ばかり作っている。目の前に、原稿が積まれていると、いかに短時間で
作ろうかと思う。



 だいたい、人は「子どもが大きくなると手伝ってくれるでしょう」な
んてのたまうが、とんでもない。家にいないのだから、手伝うはずもな
い。小さい頃の方がマシである。今も、小学生はいるが、遊び盛り。

 しかし、春である。筍、蕗、若ごぼうがスーパーにも並ぶ。蕗を買っ
てしまった。板ずり、筋取りと時間がかかるしろものだ。とうとう、山
積みのゲンコー書きをさぼり、蕗を煮た。

 蕗の、この鮮やかな緑!ほろ苦く甘い。「うーん、春の味!」。一人
で喜んでいると、高校生の息子だけが「うまい!」と言ってくれた。同
時に「もしもし、ゲンコーはどうなりますのや」という天の声。「はあ
ー、しかし筍も茹でたいのですわ」と返事をしておいた。

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■4■編輯後記henshukouki[ちょっと長い蛇の足]

◇やっと16日に配信できる。天音の月命日に発行していくと、憶えやす
く日程調整もしやすいかと思ったのだった。天音堂ギャラリーを始めて
からはなかなかそうもいかない。でも月刊の発行間隔は守りたい。

◇とうとう展覧会の企画も底をついてきて、ここんところの生活リズム
がちょうどいい塩梅なのかもしれない。のんびりゆっくりいこうよ、と
自分に言い聞かせている。もともと先のことを考えたり予定を立てるの
が苦手。という意味では、目先だけをこなしていく天音との暮しは、ぼ
くにとって合っていたのだろう。

◇石井一男展の感想特集に掲載させていただいた皆さんには転載許諾を
えていない。それでお名前はイニシャルにした。お許しください。
今回の展覧会を開くにあたっては、神戸のギャラリー島田のオーナー
で石井さんの発掘者である島田誠さんに随分とお世話になった。その島
田さんから、天音堂で石井一男展を一年に一回開いてもらっていいです、
とのお許しを得ました。ありがたいことです。来年の同じころ、開きま
すので、今回見逃したかたはお楽しみにどうぞ。
石井さんの個展を開けるように、石井さんと島田さんに声をかけてく
れたのは新潟の画廊「絵屋」の旗野秀人(運営委員)さんでした。山口ヒ
ロミさんが去年五月、絵屋さんの企画で個展を開いてもらったのが知遇
をえるきっかけ。石井さんも絵屋で去年十月、個展を開かれたのでした。

◇岡本尚子さんから原稿が寄せられました。難局を乗りきられたようで
す。細見帖愛読の皆さま、毎月載らなくてもゆっくり待ってあげてくだ
さいね。ちょうど今日友人から筍を送ってもらったので、「炊いたん」
で黒糖焼酎を一献、楽しみです。

◇目次に載せてませんが、「そぞろ通信」本編のあとに付録資料として、
イラクのファルージャについての報告リンクをつけてます。報告者は、
ジョー・ワイルディングさんです。訳者は益岡賢さん。アメリカのイラ
ク侵略戦争における皆殺し作戦の現場報告です。転載転送OKとのこと。

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◎本誌は【1行32字】で改行、閲覧には【等幅フォント】が推奨です◎
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月刊【そぞろ通信】4月号_#31□2004_4_16発行配信
創刊2001-10-16□「あまね通信」改題通巻116号

編輯発行人□山口平明(天音堂ギャラリー)

※転載は全文をコピペ/引用や複製は典拠を注記/平明に一報されたし
※著作権は執筆者に属しますので、転載引用の時にはご配慮ください
※転送したいとき先様のアドレスを知らせてもらえば直接配信します
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*「そぞろ通信」四月号本編ココマデデス。近況お便りください。
【★謹告★】返信機能は使わずにメールはここから【↓】お願いします。
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●●イラク・ファルージャでいま起きていること
【ファルージャの目撃者より:どうか、読んで下さい】
ジョー・ワイルディング
[訳:益岡 賢]
2004年4月13日
[転送・転載歓迎]
http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/iraq0404d.html

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【リード】長くなってしまいます。お許し下さい。でも、どうか、どう
かこれを読んで下さい。そして、できるだけ多くの人に広めて下さい。
ファルージャで起きていることの真実を明るみに出す必要があるのです。
ハムーディ、私の思いはあなたとともにあります。
2004年4月11日 ファルージャ

【以下は、訳者の益岡賢さんの解説※】
ジョー・ワイルディングさんは、イラクの子どもたちにサーカスを見せ
ようという活動をしている外国人のグループ(アーティストと活動家の
集まり)(?)である、「Circus2Iraq」というグループのメンバーで
す。大急ぎで訳したので、細かいタイポや誤訳があるかと思いますが、
ご容赦下さい。

ここで描かれている出来事は、「停戦」下でのものです。米軍は「停戦」
と称して空爆や大規模攻撃こそ止めましたが、狙撃兵による狙撃と攻撃
は続けています。そして、今、空爆を再開するとの情報が入ってきまし
た。

ファルージャで米軍が行っていることは、被占領下パレスチナでイスラ
エル軍が日々行っていることに似ています(両軍は合同訓練も行ってい
ます)。そして、インドネシア軍がアチェで、ロシア軍がチェチェンで
行なっていることにも。虐殺。これらの虐殺は、いずれも「テロに屈す
るな」という美しく勇ましい掛け声のもとで行われているものです。

バグダッド近郊で4人の米国人の遺体が見つかったというニュースがで
かでかと新聞に出ています。ファルージャでは600人もの人々が殺さ
れています。子供の犠牲者は100人以上。これらの報道が大見出しに
なることは、あるのでしょうか。(益岡賢さんの解説ココマデ※)

もう一度リンクを載せて、「そぞろ通信」付録も終りです。購読感謝。
http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/iraq0404d.html
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by amanedo_g | 2008-09-01 00:10 | haymay 山口平明
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