2012年 09月 30日 ( 1 )

骨壺 9月30日

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【天音の骨壺】
今日も天音堂へ片付けに行ったけれど、激しい雨で気持ちが削がれてしまった。
ぼんやり窓に打ち付ける雨粒を眺めていたら、
天音の葬式の日も雨だったなあと、12年前の葬式のことが思い出された。
東京から駆けつけてくれた親しい友人も、今はもう亡くなってしまったことなど。
葬儀屋のおじさんが、お嬢さんの涙雨ですなあ、と決め台詞を言って、
葬式の最中なのに、私や親しい友人は思わず笑ってしまったことなど、
次から次と思い出された。

先日会った親しい友人と、葬式の日の話はもう何度も話しているのに、
また、同じ話になって大笑いをしたのだったけれど。
彼女は、葬儀の世話係をしてくれていて、葬儀屋のおじさんと打ち合わせのとき、
なるべくこじんまりとした葬式にとおっしゃってますが、とおじさん。
あら、あなたは亡くなった娘さんのご両親をご存じないの、と友人。
おふたりは有名な作家さんと絵描きさんですよ、新聞にもお嬢さんの亡くなった記事が出てるじゃないですか、たくさん弔問の人が来られますよ、友人はほらを吹いたらしい。
それから、おじさんの対応が急に変化して、話し言葉も丁寧になった。
私たちは、そのことを後で知ったんだけど。
彼女の遊び心で、泣きながら笑ったことがなつかしい。

天音堂から自宅へ移動させるために、机に置いた天音の骨壺が、こちらを向いて笑っていた。
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by amanedo_g | 2012-09-30 19:15 | diary ヒロミ日記