【くみこさんと作品】
小林くみこ銅版画展を夙川の
ギャラリーSHIMAへ見に行った。
まだ風はちょっと冷たかったけれど、明るい日射しはまさに春。
最寄り駅はJRさくら夙川、あと数日もすればさぞかし桜並木が美しいだろう。
くみこさんは、中学の美術教師、銅版画家、ぎゃらりぃ手風琴のオーナー、
そして、高校生の子どものお母さん。
一体何役をこなしながら制作をされているのかと、驚くばかり。
身体の奥では疲れも感じられることはあるのだろうけれど、
お会いするときはいつも、少女のように可愛くて、
こちらまで若返ってしまう。
そんな少女のような彼女が作る作品は、大きくて真っ黒なメゾチント。
メゾチントの作業の大変さを思うと、
彼女は人知れず、髪を振り乱して制作をしているときがあるのだろう。、
そのギャップが、アーチストとしての資質なんだなあと思った。