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中学生的読書 5月24日

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【岩波文庫】
須賀敦子の「遠い朝の本たち」の中の、「父の鴎外」をまた読んだ。
というのが、夫の本の整理中に岩波文庫「澁江抽斎」(1940年第1刷)という本を見つけて、これはこれはと喜んで読み始めたが、歯が立たない。

私がこんな難しい漢字だらけの、難解な本を、
普段なら手に取るはずがないが、実は須賀敦子を通して記憶にあったのだ。
彼女が文学好きの父に、せめて鴎外の「澁江抽斎」ぐらいは読んどけと言われ、
長い時間をかけてそれを何度も読み続け、鴎外文学に近づくという話が、
「父の鴎外」に書いてある。
はて、須賀にとってこの本はどんなに難しかったかと、
改めて「父の鴎外」を読んでいて、別のある箇所で目が止まった。
それは、須賀がイタリア人の夫と帰国したときに、
父が話題にしたローマの「骸骨寺」。
「猟奇博物館へようこそ」で、そのお寺のことを今まさに読んでいるところだったのだ。
こんな風に、読書は繋がって行くんだと、中学生のように面白がっている。

もちろん、これからも、お経を読むように「澁江抽斎」は読み続けますよ。
by amanedo_g | 2012-05-24 15:41 | diary ヒロミ日記
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