【2台の自転車 two bicycles】
今日は天音堂からキュラーズ(トランクルーム)へ本の運搬。
まず、それぞれ自転車で天音堂へ本を積みに向かう。
交差点を渡って振り向くと、平明は交差点を渡らずキュラーズ方面へ。
お〜い、本を積まずにどこへ行くの〜、
叫んでも、広いなにわ筋のこっちとあっちでは聞こえない。
おーい、と叫びながら反対側の歩道を並走、あほらしさで笑いがこぼれた。
しばらく走り続けていたが、平明はさすがに気づいたらしく、
同じ道を戻り始めた。
私もまた、反対側の歩道を並走して、交差点を渡ったところで平明と合流。
しっかりしてよ、と言いながら荷造り。
また同じ道をふたりで走ってキュラーズへ。
【荷物は私たちにの本 our books】
自転車から荷物を降ろした瞬間、キュラーズの鍵を忘れたと気づいた。
ここへたどり着くまでなぜ思い出せない、とつくづく自分に呆れながら、
平明を待たせて取りに帰った。
何をするにも時間ばかりかかる。
私たちは、充分に老夫婦になっています。